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気晴らし細論

2020年09月の記事

WayVのおかげで中国語にも手を出そうとしている節操なしは私です


どうも、こんにちは。

約2ヶ月前にフランス語の勉強を始めたわたくしですが、早くもテキストは78ページで止まっております。最近フランス映画を観ていないのでフランス語学習意欲が下がっています。

と、もっともらしく言い訳をかましたところで、実際は別の言語に興味が向いてるだけです。何を隠そう2ヶ月前にフランス語のテキストを購入した時、もう一冊別の言語のテキストも購入しておりました。さすがに2言語同時進行の学習は無理があると思って一旦は眠らせたそのテキスト、ついに開こうかと迷っている今日この頃。

だってWayVが最高なんだもん。

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こちらの顔面強めの方々、韓国の大手事務所SMエンターテイメントに所属するグループなのですが、メンバー全員が中国系(本国以外に香港やマカオ出身だったり華僑のメンバーもいる)ということで、曲調やパフォーマンスは完璧にK-POPでありながら中国語詞で歌い、メンバー間の会話も中国語で、とても不思議な雰囲気のグループです。しかし母体はあくまでも韓国の芸能事務所なので、わざわざ中華圏の子たちを集めておいてしばしば彼らに韓国語や英語で歌わせるというそのちぐはぐっぷりもたまらん。

特に「Bad Alive」のEnglishバージョンは、Englishバージョンと言いながら中国語も韓国語も入っているというまるで私のための楽曲(ちがう)。とりあえず動画貼りますね。



千ドルの靴!!!!!!!!!!


最近ジャニーズにも関心を持つようになって、つくづく自分はK-POPの曲調が好きなんだなって思った。暗くて重たくてパンチのある毒々しいやつ。ジャニーズはそのタレント性とかShow must go onのプロ精神とか、そういうものはやっぱりさすがだなって思うけど、こと楽曲に関してはあんまり食指が動かないのよね。だってジャニーズで「千ドルの靴」なんて歌詞の入る曲ある? あったらごめんなさい。もうね、「千ドルの靴」と中国語が混ざるサビの最後たまらん。

そして2:35〜のCメロのテンちゃん天才なんだよな。ダンスも最高だし、何より声がいい。特に以下の歌詞のところ要注目。

'Cause every time you come 'round me, girl
You pull me in closer

「closer」の発音がたまんね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

あえてカタカナで表すなら「クロウス」って感じ、わかる? 「クローサー」じゃねんだわ〜〜〜〜〜〜〜。あと床に膝を着くダンスのところ、YouTubeやってるあるダンサーさんが「膝からガクンと落ちずに若干止めてるんですよ。ほら、ゆっくり、ここにね、ちょっと間があるんですよ。すげえ支えてるんですな。これな。一瞬」と解説してて、めちゃめちゃ脚の筋肉強くないとできないやつだ…と私は頭を抱えた。

また他のメンバーですと、シャオジュンの話す英語がとてもツボです。なんでかわかんないけどブリティッシュ寄りの発音するよね。留学とかしてたの? 英語は自信がないのか、あんまり話してくれないけど私はいつでも君の英語を待っている。



さて、英語バージョンと原曲の中国語バージョンで歌詞の内容はまったく違うらしいのですが、そっちもそっちでいいの。中国語がわからなくても漢字の並びで強いこと言ってるのはわかるし、むしろアイドルが「世界は俺のもの」みたいなこと言ってるの最高じゃん。ちなみに「千ドルの靴」は両方のバージョンに入ってる共通歌詞です。



最後に。WayVはメンバー同士で話してるところとかを見ると、大陸の大らかさがすごい。韓国のパッリパッリせっかち文化の影も形もない。当たり前なんだけど。私は中国語の「一緒に」という意味の「一起(イーチー)」の発音が大好きで今のところそれだけ覚えています。

やられてもやりかえすな、大目に見ろ! 『悪魔はいつもそこに』


どうも、こんにちは。

さすがに綾野剛の話ばかりしていると訪問者が減りそうなので、本日は洋画の話をします。



悪魔はいつもそこに(2020)

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アメリカ中西部の田舎町、幼い頃に両親を亡くしたアーヴィン(トム・ホランド)は祖母に引き取られ、同じく孤児の女の子レノーラとともに義理の兄妹として育てられました。1965年、17歳になったアーヴィンは父の形見である銃をおじから受け取ります。



本作は宗教がらみの暗くてシリアスな話なのですが、トムホが好きな方は敬遠せずにどうぞご覧あれ。スパイダーマンとして名を馳せるトムホことトム・ホランドくん。そのあまりのバブさに人類の孫と呼ばれる彼が、なんと本作では寡黙で硬派で、やられたら倍返しすることも厭わない粗暴な面もある青年を演じています。しかも喫煙シーンが盛りだくさん。トムホが慣れた様子で紫煙を燻らす姿なんて、誰が想像したよ? 1960年代のアメリカよ、ありがとうな。

私このトムホを見てて気づいたんですけど、アメリカの50年代〜60年代くらいの若い男の子のTシャツに着古したジージャンみたいな、ちょっと貧乏がゆえの洗練されてないファッションというか、そういうのが好きなのかもしれない。ジェイク・ギレンホールの『遠い空の向こうに』(1999)とかも雰囲気が似てる。まあどうでもいいか。←

話を戻します。硬派で粗暴な一面もあるトムホというだけで価値があるのに、極め付けにめちゃくちゃ妹思いの兄という属性が加わってしまっているので鬼に金棒です。信心深い妹のために教会・お墓参りへ車で送迎し、妹をいじめる同級生を冷静かつ確実にぶちのめす。妹を痛い目に合わせるやつは少なくとも半殺しにしていくスタイル。

でも妹とはいえ血縁のない義理の兄妹だから、もしや妹とどうにかなるんちゃうか、そんな一昔前の少女漫画みたいな安易な展開は勘弁よ、と戦々恐々としていたらマジで純粋にイイ兄貴なの。純粋すぎるあまり暴走してるんだけどさ。でもおばちゃん感動した。ジョージ・マッケイの妹になりたいって思ってたけど、トム・ホランドの妹もありかもってちょっと思った。

さて妄言はこれくらいにして、少しばかり作品の中身の話をします。アーヴィンとレノーラはどちらも幼くして両親を亡くした点が共通していますが、キリスト教への信仰心は対照的です。まずアーヴィン。アーヴィンの母が病に倒れてから、父は神にすがるように母の回復を祈り続けました。しかし祈りも虚しく母が逝ってしまうと父も耐えきれずに自殺。そんな父を間近で見ていたアーヴィンは祈ることになんの意味があるのかとキリスト教の教えに懐疑的です。一方のレノーラは、狂信的な牧師の父が母を殺害して逃亡。のちに父自身も連続殺人犯のターゲットにされる不運に見舞われて死亡。でもそんな事実を知らない娘(レノーラ)は敬虔なクリスチャンに育っています。

どちらの父親も信仰心が行き過ぎて身を滅ぼしたせいで子供達は孤児になり、その子供達はかたや親を反面教師にして信仰心薄く、かたや親の辿った末路を知らず信仰心が厚い。なんだかやるせない状況です。この作品では信心深い人ほど他人に簡単に利用されたり、祈りが通じなかった時にはぽっきり折れてしまったり、なにかと脆いのよね。信仰って、それによって心の安寧を保ったり、ひとつの心の拠り所にしたり、強く生きるためのものだと私は思ってたんですが、どうやらそうではないのかもしれません。むしろ神を信じない人のほうが困難にぶち当たっても折れずにしぶとく生きている。

ちなみに17歳になったアーヴィンは妹のことをいじめた奴をボコボコにしてますけれども、子供の頃は気弱でいじめられる側でした。そんなアーヴィンにやられたらやりかえす半沢直樹の倍返し精神を教えたのは他でもない父親で、その父親役はビル・スカルスガルドなんですよ。『悪魔はいつもそこに』って言われても、そりゃあまあペニー・ワイズだもんな、とか思ってしまったよね。あともうひとつ気になったのが、やられたらやりかえすってキリスト教の教えと違うよね。 「キリスト教の教えは赦しなんだって」ってガマさんも言ってたよ……(まだ『MIU404』引きずってる)。



信仰つながりで、数日前に話題の『ミッドサマー』(2019)をようやく観ましたが、宗教って難しいな。とりあえず私はメンヘラ女子と付き合うのは気をつけろ、怪しい村には滞在するな、この2点を学びとして得ました。終始意味がわからなかったけど全裸の女性十数名に見守られながらのシュールな濡れ場はお腹が痛くなるくらい笑いました。あんなに笑える濡れ場は『娼年』(2018)以来でした。

不死身の場合の戦い方 『亜人』と『オールドガード』


どうも、こんにちは。

記事のタイトルですでに察した方もいらっしゃるかと思います。おい、また綾野剛かよ、と。マジごめん。綾野剛フィーバー絶賛継続中なんすよ。文句なら綾野剛にお願い(ちがう)。

あのね、『MIU404』が終わったらまた記事書こうかなと思ってたのですけれども、最終回で興ざめしたのでやめました。すごくおもしろい作品だったし、楽しませてもらった。でも映像作品としてのルールを1度ならず2度も破ったことを私は許さない。夢オチも許さない。詳しくはこのブログと連動しているTwitterアカウントでぼやいたので、ここではもう何も言うまい。



というわけで、本日の議題は『亜人』(2017)のアクションについてです。

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『亜人』という名前はIMAXの記事でも出していましたが、内容についてはほとんど言及してなかったと思います。前々回の記事で綾野剛の戦闘シーンばかり何度も観返していると申しました通り、マジ最高なんだわ、アクションが。噛めば噛むほど味が出てくることに定評のあるスルメのように、観返せば観返すほど『亜人』のアクションの新しさとユニークさをひしひしと感じる。

亜人というのは絶命しても再生する新人類のことで、身体能力が特別すぐれてるわけでもなければ、死なないわけでもありません。便宜上、不死身と言ってますが、死んでも生き返るだけで、普通の人間と同等のダメージで亜人も死にます。

言うまでもなく普通の人間にとっては死ぬことがすべての終わりなので、戦闘で致命傷を負うのは何としても避けたい。ところが死んでもすぐに生き返る亜人は違います。彼らにとって最も避けるべきことは、体の自由を奪われて拘束されることです。劇中の世界では、政府が亜人の特性を利用して新薬や軍事兵器の開発のための人体実験を行なっているため、亜人たちは政府に捕まることを恐れています。そうなれば戦い方は当然変わってくる。致命傷を負ったら、麻酔銃を打たれたら、自害(=リセット)して生き返る。傷ついた肉体は生き返れば元通りになるので、常に全力で動ける状態でいることが亜人の戦い方のセオリー。

ちなみにNetflixの『オールドガード』(2020)を観た時にハリウッド版亜人やんけ、と思ったんだけど、蓋を開けてみたら亜人よりもアクションがだいぶ大味でした。『オールドガード』ではどちらかと言うとアクションよりも精神的な部分に焦点が当たっていて、寿命がめちゃくちゃ長いことに対する苦悩みたいな、数少ない仲間を失うことのつらさとか、何百年も一人きりで生きる孤独とか、そういうのが描かれてました。

体の自由を奪われて拘束されることが一番恐ろしいっていう設定は『亜人』と共通してたので、もうちょっとアクションに工夫があってもよかったのにと思ってしまった。しかも結構あっさり拘束されてたし。どないやねん。最後は続編を匂わせる終わり方だったから次回作に期待する。



さて、『亜人』における見どころは肉体美とおっしゃる方もいるようですが、私に言わせれば他のアクションものでは類を見ない人気俳優たちの「自害シーン」です(言い方)。

中でも一番自害してる(言い方)のが綾野剛です。綾野剛演じる佐藤が劇中で最も再生を繰り返してる亜人ということで非常にリセット慣れしているので、リセットに使う得物も多岐に渡ります。ハンドガン、マシンガン、ナタみたいな少し大きめの刃物、そしてシャッガン。


敵を背負いながらシャッガンで自分の頭ごと敵をぶち抜く綾野剛、吐くほどかっこいい。


綾野剛って昔ドラマでSATのスナイパー役とかもやってたおかげなのか、マシンガンやシャッガンの構え方が手馴れています。構えた瞬間に、あ、この人は強いわ、って納得します。マシンガンの弾切れしたマガジンを走りながら振り落として即座に新しいやつに付け替えるその手さばきとかやばいよマジで。弾薬のリロードに無駄がなくていちいちかっこいい。キャラ設定とかいろいろ原作とは別物になってると言われれば確かにそうだけど、アクション映画としては綾野剛がやって正解だったと思う。

主役の佐藤健がインタビューで「これまでに見たことのあるアクションは1秒もいらないという思いだった」と語ってるその言葉通り、『亜人』は本当に他のアクション映画とは一線を画している。なんか、綾野剛が「やあ、来ちゃった」とか言って笑わせてくる映画とか言われてたりするけど、違うだろう。『亜人』はアクション映画としてもっと評価されてもいいはず。

言っとくけどな、綾野剛は上半身どころか鍛えられて固そうなケツまでご披露している例のシーンよりも、袖を捲り上げた白シャツにグレーのワークパンツ、戦闘用のベストやら何やら身につけてる佐藤の定番スタイルのほうがよっぽど色気があってたまらないから(性癖がだだ漏れ)。