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気晴らし細論

2019年12月の記事

もはや再現VTRの映画を作る時代


どうも、こんにちは。

最近やたらと実話に基づいて作られた映画が多い気がするんですけども、私がたまたまそういうのばっかり観てるだけなのでしょうか。作り話より実話のほうが絶対的におもしろいんだから仕方ないといえば仕方ないのかもしれない。そして実話だからこそ身も蓋もない終わり方したりする。今日はそんな作品を4つご紹介します。



ドント・ウォーリー(2018)

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アルコール依存症のジョン(ホアキン・フェニックス)は交通事故によって胸から下に麻痺が残ってしまいます。車椅子生活を余儀なくされても依存症は治らないどころかますます悪化。しかし持ち前のブラックユーモアと絵の才能を生かして風刺漫画を書き始めると、徐々にその独特の世界観が人々に認められていきます。

主人公は今やジョーカー役で世界的スターのホアキン・フェニックスですが、注目すべきはそこじゃないんだ。主人公の恋人役として登場するのがあのルーニー・マーラなんだ。ルーニー・マーラが珍しく善良な女性なんだよ(なぜ珍しくなのかはこちらを参照ください→ルーニー・マーラに潜む狂気性について)。

あのルーニー・マーラがだよ、アル中&障害者の中年男を恋人にすることに何のためらいもない菩薩のような懐の広い女性。登場した瞬間から「あっこの人はいい人だ」って全幅の信頼が置けるやさしい表情と話し方の女性。でもさー、最終的には主人公のことゴミみたいに捨てるんじゃないの? なんて疑う隙を与えないほど慈愛に満ち満ちている。これは事件だろ。あ、ちなみにホアキン・フェニックスとルーニー・マーラはプライベートでもパートナーです。

この作品はエンドロールに本人の写真が出てくるというよくあるパターンです(おい)。



オンリー・ザ・ブレイブ(2017)

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堕落した生活を送っていたブレンダン(マイルズ・テラー)は、娘ができたことをきっかけに人生をやり直そうと地元の山火事専門の消防隊 "グラニット・マウンテン・ホットショット" に入隊します。過酷な訓練に耐え、日々危険と隣り合わせの仕事を仲間とともに乗り越えて成長していくブレンダンに、過去にも類を見ない巨大山火事が襲いかかります。

これはな、ラストが重すぎるんじゃ。

当時日本でも話題になったようだし、ググればすぐにわかることなので言ってしまいますが、2013年にアリゾナ州で起きたヤーネルヒル火災は、最悪の気象条件が重なって火の手が瞬く間に拡大し、出動していたグラニット・マウンテン・ホットショットの隊員20名のうち19名が亡くなるという壮絶な結果に終わります。全滅するより1人生き残るほうが絶対つらいんだって。

この作品もエンドロールに本人たちの写真が登場しますが、その直前に19名は亡くなってるわけですので遺影さながらでマジつらい。いくら実話といっても、もっと救いのある終わり方してくれないと胃もたれがやばい。



アメリカン・アニマルズ(2018)

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退屈な大学生活に飽き飽きしたスペンサー(バリー・コーガン)とウォーレン(エヴァン・ピーターズ)は、大学の図書館に時価1200万ドルの画集が保管されていることを知り、様々な犯罪映画を参考に画集を盗み出す計画を立て始めます。

作品は若手俳優たちが演じるパートの他に、事件を起こした張本人たちの口から語られるインタビューパートもあって、他ではあまり見ない構成になっています。作品の最後には本人たちの現在の様子がナレーションベースで紹介されるのですが、私が一番興奮したのはスペンサー本人の現在です。

彼らが盗み出そうとした画集はジョン・ジェームズ・オーデュボン著の「アメリカの鳥類」というもので、結論を言ってしまうと持ち出すのは失敗します。そして現在スペンサーは画家になり、鳥の絵を専門に描いているそう。もう画集に完全に囚われてるじゃん。芸術家だけが背負う呪いって感じで、うおー!ってなった。申し訳ないけど。

あとね、彼らはポンコツのくせに一丁前にコードネームを決めたりするのですが、これに色の名前を用いるのはクエンティン・タランティーノの『レザボア・ドッグス』(1992)の引用です。ピンクを嫌がるくだりとか笑ってしまった。スティーブ・ブシェミもめちゃくちゃ嫌がってたもんね。



15時17分、パリ行き(2018)

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小学生からの幼馴染みであるアンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーンの3人が旅行中に体験したテロ犯との遭遇を映画化した作品です。彼らの生い立ちから事件発生までの半生を描く構成なのですが、なんと3人とも素人の本人自ら演じています。

世界のクリント・イーストウッドは毎度安心安定のクオリティでさすがですという感じですけれども、あのお歳になっても新しいことに挑戦する心意気がすごい。ド素人を本人役で主人公に据えて映画撮るなんて誰が思いつくよ。仮に思いついたとして誰が実行に移すよ。イーストウッドだよ。

テロ犯に遭遇する緊迫の場面は3人だけでなく周りのキャストもできる限り本人を集めたそうで、ある意味再現VTRと化しています。ドキュメンタリーのようでドキュメンタリーじゃない。フィクションのようでフィクションじゃない。なんか両方のいいとこ取りしたハイブリッドジャンル。

本人役で役作りが全く不要だからか知らんけど主人公3人は素人とは思えない堂々とした演技で、特にアンソニー・サドラーは前に見たことあると錯覚するくらい俳優顔だった。絶対他の作品出てたでしょ。マイケル・B・ジョーダンの次はアンソニー・サドラーでしょ。

ちなみにアレクの子供時代を演じるブライス・ガイザーくんは幼いながらもうお顔が出来上がってるのでこれからの成長に注目です。『ワンダー 君は太陽』(2017)にもちょっと意地悪な同級生役で出てて、すでにそういう鼻につく演技もできちゃってるので非常に有望株。

すき焼き騒動とタクシー運転手 『俺の話は長い』


どうも、こんにちは。

本日の議題は、先週名残惜しくも最終回を迎えてしまった日テレ系ドラマ『俺の話は長い』です。

『俺の話は長い』の放送が始まるなり「これは現代の『男はつらいよ』だ」「令和の寅さんだ」という声がいたるところで聞かれました。それはきっと家族のしょうもない会話劇をメインに話が展開する人情ドラマだからなのだけど、他にもいろいろと似た部分があります。もうすぐ『男はつらいよ』の新作が公開されるというのもあるので、2作品の相似点を見てみます。まずは主人公から。

男はつらいよ
主人公:寅さん
職業:テキ屋(フーテン)
特技:啖呵売

俺の話は長い
主人公:満(みつる)
職業:無職(ニート)
特技:ヘリクツ

主人公は、テキ屋を生業として日本全国を放浪してはふらりと実家に戻ってくるフーテンの寅さんと、自分が経営していたコーヒー屋を閉めてから6年間定職につかず実家に寄生しているニートの満です。一応自分で稼いでるから寅さんのほうが幾分か上だけど、不定期かつ不安定な仕事なのでぶっちゃけ微妙。そして二人ともおしゃべりが大の得意で、ヘリクツを言わせたら右に出る者はいません。初代チャンピオンが寅さんなら、満は現役チャンピオン。なんてったってトークフェンシング金メダルだから。

例えば『男はつらいよ』の有名なメロン騒動のエピソードは、『俺の話は長い』のすき焼きに通ずるものがある。まずメロン騒動というのは、簡単に言うと寅さんがもらってきた高級メロンを寅さんの分を勘定に入れずに(故意ではなくうっかり)切り分けてしまい、いざ食べようとした時に帰宅した寅さんに見つかって喧嘩になるというものです。俺がもらってきたメロンを俺に断りもなく勝手に食おうとしてるのがまずおかしい、と確かに寅さんの言い分は真っ当なのですが、みんな故意にやったわけではないので謝ってもなおしつこく説教してくる寅さんにうんざりして、そんなにメロンが食いてえなら金やるから買ってこいと叔父さんに逆ギレされます。で、寅さんの返答。

「ばかやろう。俺はメロン一切れのことを言ってるんじゃないんだよ。この家の人間の心のあり方について言ってるんだ」

めんどくせえ〜〜〜。

このめんどうくささは満にもあって、先に話したすき焼きエピソードはその最たる例です。すき焼きは第1話と最終話に登場するのですが、とりあえず第1話の話をしますね。ある日、すき焼き用の高級な牛肉を持って姉が実家にやってきます。家を建て替える間だけ家族ともども実家に同居させてもらう許可を得る目的です。しかし満はすき焼きが好きじゃないので、しゃぶしゃぶか焼肉にして食べたいと言い出します。いい肉の食べ方としてすき焼きは間違ってる。いいものは余計な手を加えずそのまま食べるのがいいのに、すき焼きはどす黒いタレで煮込んでしかも生卵だよ? と怒涛の持論を展開。もちろん姉は故意ではなく、満のすき焼き嫌いを知らなかっただけなのですが、満はそこでもさらに反発。

「オレに相談に来といてすき焼き出すのはあり得ないよね。何か手土産を持って行こうと思ったら相手の好き嫌いを入念にリサーチするでしょ? クライアントの嫌いなものを贈るってビジネスの世界で一番やっちゃいけないことだからね」

めんどくせえ〜〜〜。

というわけで、私はこのシーンを寅さんのメロン騒動にあやかって、すき焼き騒動と名付けました。独断です。



では次に2作品の家族構成を見てみましょう。

男はつらいよ
寅さんの家族構成:叔父、叔母、妹、妹の旦那、甥と同居
甥の名前は満男(みつお)

俺の話は長い
満の家族構成:母、姉、姉の旦那、姪と同居(一時的)
姪の春海は生意気盛りの中学生

まず寅さんの甥っ子の名前が満男(みつお)で、『俺の話は長い』の主人公が満(みつる)なのは偶然じゃないと思う。寅さんは若干暑苦しいながらも甥である満男の悩みや相談に真剣に耳を傾け、金言を与える唯一無二の存在です。そして12/27公開の『男はつらいよ お帰り 寅さん』(2019)では、すっかりおっさんになった満男に中学生の娘がいるのですが、『俺の話は長い』の満には中学生の姪っ子がいます。姪っ子の春海は誰に似たのか口が達者で、母(満の姉)には反発するけど、満の言うことは納得できるのか妙に素直に聞く節があります。これもやっぱり偶然じゃないと思う。

みつおとみつる、中学生の娘と姪、伯父と甥、叔父と姪、ちょっと違うけどすごく似てる。



それでは最後に、作品の結末についての私の妄言です。ニートの満に議員秘書をやらないかという話が来て、一度は断ったけど結局重い腰を挙げて面接に出向くというラストはすごくよかったと思います。商店街の人たちの演奏する下手くそなロッキーのテーマも、ハーフマラソンの応援に便乗したみんなの満への声援もアツかった。しかしですね、満の姉の旦那がタクシー運転手に転職しようと思っているという話が出た時、私は思った。

満もタクシー運転手になればいいのでは?

母をお墓参りに連れて行ったり、姪っ子を海へ連れて行ったり、満が車を運転するシーンは何度もあったし、満が「嫌じゃないこと」として挙げた「人としゃべること」や「喜んでもらうこと」などもタクシー運転手なら該当するでしょ。何よりあのヘリクツで、乗せたお客さんの悩みをぶった切ったり、アドバイスを与えたり、時には喧嘩したりしたらおもしろいと思うのですが。きっと名物タクシー運転手になれると思うのですが。

満がタクシー運転手になってる続編あるでしょ。

これが俺の蝶ネクタイ 『パピヨン』


どうも、こんにちは。

本日は1973年公開の同名映画のリメイク作品についてです。



パピヨン(2017)

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1931年のフランスで殺人の濡れ衣を着せられ終身刑となったパピヨン(チャーリー・ハナム)は、フランス領のギアナにある悪名高い流刑地に送られてしまいます。紙幣偽造の罪で捕まったドガ(ラミ・マレック)と共謀して何度も脱獄を図り、失敗してもなお故郷へ帰る日を夢見て過酷な日々に耐え続けます。



本作はスティーブ・マックイーン×ダスティン・ホフマンによる名作のリメイクなわけですが、私を含めオリジナルを知らん人に説明するならば、『ショーシャンクの空に』(1994)的なリアル脱獄ムービーです。ショーシャンクも知らんって人は、冤罪で地の果てに送られた男が不屈の精神でどうにかこうにかシャバに帰ろうとする話と理解してくれればオーケーです。

リメイクであり実話をもとにした作品であり、ショーシャンクと言ってしまった時点である程度想像がつくと思うのでネタバレしちゃいますが、パピヨンは最終的に脱獄に成功し、のちに自分の体験を回顧録として出版。フランスへの帰国を許されます。いくら囚人といえども人を人として扱わない監獄のありさまを世間に公表して、正義のジャーナリストのごとき活躍でめでたしめでたし、で幕を閉じます。

確かに犯罪者にも人権はあるべきなので流刑地の環境は許されるものではないし、パピヨンがその地へ送られることになった殺人罪も濡れ衣なんだけど、窃盗はやってるんだよな。紛れもない事実なんだよな。

冒頭はいかしたスーツを身につけ、かなり羽振りのいい生活をしているパピヨン。ボタンを2つ3つ開けたシャツの隙間から、これが俺の蝶ネクタイだぜ(ドヤァ)と言わんばかりに蝶のタトゥーが見えます。彼がパピヨンと呼ばれているのは胸に蝶のタトゥーが入ってるからです。フランス語で「蝶」を「パピヨン(papillon)」と言います。そう。彼はフランス人。本名はアンリ・シャリエールです。いや彼だけではない。全編英語の作品だけどみんなフランス人(という設定)。

脱線しました。

パピヨンは彼女に高級なアクセサリーをプレゼントしちゃったりしていますが、まともに手に入れたものではありません。彼は金庫破りが得意技のコソ泥です。田舎に引っ越してのんびり暮らそうよ、という彼女の提案も「田舎じゃ盗むものがねえ」と無下にします。堅気として働く気はさらさらない。そうしてアクセサリーの代わりにどこかで誰かの恨みを買ってしまい、殺人犯に仕立て上げられるのでした。自業自得じゃねえか。

マイケル・ファスベンダーには負けるが(過去記事参照→マイケル・ファスベンダーも持ってる狂気性)チャーリー・ハナムもわりと好色顔なので、イケイケコソ泥時代のパピヨンの「俺、今まで女にはかなりモテてきたんだぜ」というドヤ顔はちょっと胃もたれした。おまえ、その顔、パシリムでもしてたぞ。マコにもその熱い視線送ってたぞ。ていうかローリーとマコはどうなったんだよ、誰か教えてくれよ。

すみません、また脱線してしまいました。

ドガ役のラミ・マレックもよかった。『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)のフレディ・マーキュリーも天才で自信家な一方で内に秘めた繊細さみたいなものがよく表れててよかったけど、やっぱりラミ・マレックはなよなよおどおどした役が似合うな。紙幣偽造のプロでお金を持ってるせいで囚人たちに常に狙われているドガは、脱獄の資金提供をする代わりにパピヨンにボディーガードしてもらうという、腐がはびこりそうな設定でした。

姫を護衛するナイトさながらのパピヨンを見て、守られたいと思った女子、いたろ。筋肉ムキムキのくせに指が細くて妙にいやらしいなと思った女子、いたろ。挙手。

美青年は永遠だ【シュナイダー兄弟編】


どうも、こんにちは。

本日は表題の通り、シュナイダー兄弟の美貌を眺めるだけの会です。洋画好きの面食い女子たちには、数年前に見つかってすでに話題になっていたらしいシュナイダー兄弟。こういうのは最初のインパクトが大事だからね。百聞は一見にしかずということで、とりあえず見てもらいましょう。

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年齢順にニールス(左上)、アリオシャ(右上)、ヴァシーリー(下)。モノクロでも華麗なる一族だということは存分におわかりいただけると思いますが、何を隠そう、彼らは三人兄弟ではない。実は上にもう一人おる。

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こちらが一番上のヴォロディア兄ちゃん。なんか、もう、お母ちゃんすごいな。こんな美形の息子が四人いる母ちゃんって、地上最強だと思う。しかも全員俳優なんだぜ。ヘムズワースが三人兄弟なら、シュナイダーは四人だぜ。ヘムズワースさん家のクリスとリアムも初めて見た時は似すぎてて同じ人かと思ったけど、シュナイダーも負けてない。みんなブロンドのカーリーヘア。遺伝子の大勝利。

でもちょっと困ったことに正直この兄弟に関してはまだまだ情報が乏しくて、兄弟の年齢順すら英語版ウィキペディアから解読した情報です。だって日本語のページがないんだもの。フランス系カナダ人らしいので、苗字の読み方も「シュナイダー」と「シュネデール」の二通りあって、検索かけるのも一筋縄ではいかない罪作りな兄弟である。

それからこれもウィキペディアで見つけた情報なので不確かではありますが、実はヴォロディアとニールスの間にもう一人ヴァディムというお兄ちゃんがいるらしい。2003年に交通事故で亡くなってるようだけど、これが本当ならシュナイダーは五人兄弟となり、ますます母ちゃん最強説が強まります。



ではここから映画の話に移ります。おそらく兄弟の中で一番有名と思われるのがニールスくん。今をときめく映画監督グザヴィエ・ドランの作品に出演して注目を集めました。


『胸騒ぎの恋人』(2010)

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男女の親友が同じ男を好きになり、喧嘩したり一緒に旅行したりなんやかんやする話なんですけれども、ニールスくんはそんな二人から好かれる魔性の男ニコラを演じています。

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↑この画像のニコラが身につけてるカンカン帽はマリー(右の女性)から、オレンジのニットはフランシス(左の男性)からの誕生日プレゼントなんだけど、二人とも「これは絶対ニコラに似合う!」って選んできて実際に超似合ってるからすごい。ていうかニコラは何でも似合うのかもしれない。

笑顔がかわいくて、しゃべり方もなんだかふわふわしてて、確かに好きになっちゃうよね、わかるわかるって感じなんですが、彼は魔性なのでひっかかったらおしまいですから。喧嘩してしばらく疎遠になっていたマリーと道端でばったりあって彼女から思いを告げられたニコラは、それに対してありがとうもごめんも言わずに「今家で鍋を火にかけたままだから帰るわ」っつって容赦なく去っていくような男です。最高にクズでよかったです。




では次にアリオシャくんをご紹介。日本でも手っ取り早くそのお顔が拝見できるのがこちらです。


『さよなら、ぼくのモンスター』(2015)

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アリオシャくんが演じるのは、男子高校生の主人公が一目惚れしてしまうバイト先の同僚のワイルダーという青年です。ミステリアスでちょっと馴れ馴れしい。職場の女子からもモテモテ。

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イケメンとマフィアのみが着用を許されるタイプのサングラスである。主人公の女友達はこのワイルダーを見て「あれ誰よ? イヴ・サンローラン?」とぽつり。イヴ・サンローランに似てるってことなのか、イヴ・サンローランの服着てそうってことなのか、イヴ・サンローランと例えることにどんな意図があるのかよくわからんが、ひとつわかるのは、この女友達の中では今後ワイルダーの呼び名はイヴ・サンローランになるってことだ。こんなにイヴ・サンローランって言ったの初めてだわ。

兄弟揃ってゲイから好意を寄せられる役やってますが、私はニコラよりワイルダー派だな。かわいい系よりあやしい系。無害な顔して実は猛毒系より、見るからに危険で実際に危険系が好きだ。ガラの悪いサングラスの似合う人、結構好き。どうでもいい意見でした、すみません。



では最後に末っ子のヴァシーリーくん。

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兄弟の中では一番中性的というかもはや女性と見紛うばかりのお顔だね。ニールス兄ちゃん主演の『汚れたダイヤモンド』(2016)で、兄ちゃんの若い頃を演じているとのこと。私はまだ作品を観れていないので、観たらこの記事に追記しようと思います。



ニールスくんはフランス語での演技が多いのに対して、アリオシャくんの『さよなら、ぼくのモンスター』は全編英語で、たぶん兄弟全員どちらも話せるんだと思うけど、ニールスくんの英語はちょっと訛りがあるような気もするし、謎の多い兄弟であります。あと非常にごめんだけど長男のヴォロディア兄ちゃんの出演作はちょっとリサーチが足りなくてよくわからなかったのでまた勉強してきます。シュナイダー兄弟のこと知ってると映画ツウぶれるからみんなもよろしくな。