どうも、こんにちは。
モネクの2ndワールドツアー(通称ワルツ)のDVD買っちゃった!買っちゃったよ!届いた日に即行で
シンソッキで観たわけなのですが、いやあ、おもしろかったな。ライブに行った気になれて満足です。ということで「2018 MONSTA X WORLD TOUR CONNECT IN SEOUL DVD」の感想を心の赴くままに書き連ねたいと思います。

まず一通り見終えた後のざっくりとした感想です。
・アルンダウォ(Beauthiful)でなんでジャケット脱がねえんだよ
・全体的に衣装がかなりダサめ(例:ミニョクのくいだおれ太郎ジャケット)
・一番かっこいいのがライブTシャツってどういうこと
・MCが予想の3倍くらいおもしろい
・シンソッキ(RUSH)をオリジナルバージョンでやってくれてありがとうな(合掌)
・最高だとは聞いてたけど、やっぱり最高だった暴雨
上記6つのうち半分が衣装問題なのは申し訳ないんですけれども、それだけ衣装に難があったと思ってください。MCでキヒョンが「ライブで大事なのは安全!」と言っていましたが、衣装も大事ですよ。関係者各位には肝に銘じてほしいです。
さて、アイドルのライブでは、最初にカッチリ決めた衣装で登場して、大体5曲くらい歌ったらジャケットを脱ぐ、というのがよくあるパターンだと思います。今回のソウル公演の3曲目に配置された「Beautiful」という曲には、モネクのファンならご存知の通り、もともとジャケットを脱いで舞台袖に投げる振付が入っています。これを利用すれば、公演の流れをぶった切ることなくスマートに衣装チェンジができます。
なのに、脱がない。なぜだ。なぜなんだ。ちょっと、脱がなかった理由を教えてほしい。最初の衣装が7曲くらい続いて、2つ目の衣装はたった2曲しか使わなかったのもバランスが悪すぎる。そしてちょうど後半にさしかかったところの、ミニョクのシルバーと赤(たぶんスパンコール)のストライプのジャケットは忘れないぞ。日本のファンは全員くいだおれ太郎がよぎったでしょ。あれがもしボーダーだったらウォーリーか楳図かずおだからな。結果、アンコールで黒のライブTを着て出てきた時は本当に安心しました。モネクは無骨なチンピラ感が真骨頂だし、みんなTシャツ似合うから。Tシャツって骨格が出るから、いいよね(邪心)。
では次の議題に参りましょう。MCについてです。とりあえずひとつ気になったことがあります。
MC多くね?その数、3時間ほどの公演の中で7回。他のアーティストの平均がどれくらいなのかはわかりませんが、多いというのは断言していいはず。そして私は感動しました。だってそのMCがおもしろいんだもの。
正直に申し上げまして、MCがおもしろいKPOPアイドルにはあまりお目にかかったことがありません。KPOPアイドルのみなさんは日本に来ると頑張って日本語を話そうとするので話はどうしてもつまらなくなりがちだし、そうでなくてもおもしろくない場合が多い(おい)。おもしろいと言えそうなのは、BIGBANG、SuperJunior、BTOBあたりでしょうか。それでもスジュやビトビは降りてくる型のお笑いだし。おそらくですが、韓国にはボケとツッコミの文化がないんですよね。天丼という基本的なお笑い方程式も、たぶんない。
いや、そもそもアイドルやアーティストにMCのおもしろさを期待するのが間違ってるのかもしれません。日本の歌手だってMCがおもしろくない人はたくさんいるし。だけどモネクはおもしろかった。私は彼らのライブはおろか、ファンミーティングなどにも参加したことがないので、これは発見でした。
ではメンバーひとりひとりの印象を簡単に。
ウォノってこんなに陽気だったっけ
ジュホン強火オタクの
ミニョクビートボックスによる息切れで死にそうな
ヒョンウォン カップルダンスもスペシャルステージもペアを組むのを全員から拒否される
キヒョンすっとこどっこい通常運転の
ショヌラップだけじゃなくて歌もビートボックスもうまい
ジュホンアイエムはモネクの中で一番ヒップホップ
いやあ、キャラ立ちしてますね。
まずはウォノヒョン。個人的に、彼は筋トレ大好きでムキムキなのに繊細で面倒くさいヒョンというイメージがあったのですが、どういうわけかソウル公演では冒頭からテンション高く陽気にしゃべり倒しています。意外な一面を見ました。次に、我が推しのミニョク。1歳下のジュホンくんを本人がうざったがるほど可愛がっているのは普段からですが、ソウル公演でもことあるごとにデレデレちやほやしています。
グループで最長身でありながら、おそらく体重は最軽量であろうペラペラガリガリのヒョンウォンは、ジュホンの次にビートボックスがうまいので、MCの流れでビートボックス担当になるんだけど、自他共に認める体力のなさで倒れそうになっています(そのうち肺気胸とか患いそうで心配)。小言が多い、神経質、ぶつぶつ文句を言いながら掃除をするなど、更年期のおばちゃんかよというような性格のキヒョンは、ライブでも散々いじられ、本人もまんざらではない様子。自分大好きのナルシストだから注目を浴びれればたぶんそれでOKなんだと思う。
いつもマイペースでのほほんとしているリーダーのショヌヒョンも、良い意味でいつも通りです。ぼそっと言う一言がものすごくじわる。そんなリーダーと一緒にブルーノ・マーズの「Versace on the floor」のカバーステージを披露したラッパーのジュホンは、「できないことがない」とメンバーから言われるほど歌も抜群にうまかった。かっこ良かった。そして最後に最年少のアイエムくん。自作曲のソロステージを披露した時には「お前が真のヒップホップだ!」とメンバーがべた褒め。モネクでは年下組のジュホンとアイエムを年上のメンバーが褒めちぎる光景が頻繁に見られます。
余談ですが、韓国社会では年が1つでも上の人には敬語を使うのが基本なんだけど、モネクはそこのところがかなり特殊で、最年少のアイエムが全員にタメ口をきいてるんですよね。しかもそれを誰も嫌がらない。むしろ「敬語使われると距離を感じるからタメ口にして」なんて言ったりする。更年期のオカンことキヒョンは
「僕は保守的な人間なので礼儀にはうるさいです」とか言ってるけど、彼は挨拶や公共でのマナーにうるさいタイプのようなので、信頼関係のできている間柄でのタメ口なら抵抗がないようです。
ちなみに、舞台袖にあったショヌヒョンのヴェルサーチ衣装を「高い服だ」と言っておもむろに羽織るキヒョンは大阪のおばちゃんみたいだった。
MCの話はこれくらいにして、次行きますね。私が大好きなシンソッキ(RUSH)は、ライブやイベントではロックバージョンなどアレンジしたものをやることが多かったのですが、ソウル公演では初心に戻ってオリジナルバーションでやることにした、と話していました。本当にありがとう。いい時間でした。だが最後のサビのミニョクがセンターに来るところでカメラを引いたのは不満です。以上です。
そして最後に、今回のワルツでこの話を避けては通れまい。「暴雨」について!
アルバムが出た時は暴雨を聴いてもあまりピンと来なかったんですが、ツアーの終盤でこの曲をやったこと、一回終わったと思ったらまた始まり、何度も曲がかかって大盛り上がりしたという情報をSNSにてリアルタイムで得た時、私はSuperJuniorのロックスターを思い出しました。チケット取ったからと友達に誘われて言ったスパショ、めちゃめちゃ楽しかった。それを思い出したら、普段はイベントとか別にいいやって感じなのにものすごくワルツに行きたくなってしまった。
結局行かなかったけど。ただ、日本公演では暴雨をやらなかったみたいですね。去年は台風やら何やらで大規模な水害があったので、メンバーや運営が配慮したようです。こういう気遣いはとてもすばらしいですけれども、日本のファンもみんなやりたかっただろうな。私も参加組だったら「なんでやらないの……頼むから縦ノリさせて……」ってなると思う。だから次回のワルツでもぜひ暴雨は組み込んでほしいですね。これからツアーの定番曲にしてほしい。
あと暴雨と同様に「special」もアルバムではあまりピンとこなかったけど、でっかいハコで爆音でやると全然違いました。モネクはそういう曲が多い。この2曲に共通するのはサビに歌詞がないこと。一番盛り上がるところでメロディだけになるって尖ってますよね。同様の曲はぱっと思いつくだけでも、他に「HERO」「Be quiet」「Now or never」があります。どれも重低音がバリバリに効いたゴリゴリのヒップホップです。
私は映画の『ワイルドスピード』シリーズ(特に1、2あたりの初期作品)とか『ロード・オブ・ドッグタウン』とか好きなんですけどね、何が好きって、アンダーグラウンド感というのか、治安の悪そうな感じです。そういうのがモネクの曲にもあるから好きなんだと思います。ほら、年下にタメ口を許してるのも、アンダーグラウンド感あるじゃん。
以上、自己満足で長々と書き連ねました。全体を通して「お客さんと一体になって楽しむ公演」という印象を強く受けました。「お客さんを楽しませる」ではなく、あくまでも一緒に楽しむ。だからこそ頻繁にMCを挟んでコミュニケーションを取る構成だったのかなと思います。途中のVCRでもメンバー同士のQ&Aをやっていて、ファンが望むことを理解してやってるな〜わかってんな〜と感心しました。
未購入の方、ちょっと気になってるという方、買って損はありません。5、6千円で手に入りますので、それだけの価値は十分あります。これから観る方々のためにMC中の具体的なトーク内容は載せませんでした。どうぞご自身の目でお確かめあれ!
VCR内でキヒョンがつけてる腕時計がトリワのファルコンだったので、おっ!と思いました。私も同じの持ってる。
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