タークスかと思ったらサイコキラーだったモネク 『Love Killa』
どうも、こんにちは。
本日の議題は11/2に3rdアルバム「FATAL LOVE」をリリースしたMONSTA Xについてです。まずタイトル曲「Love Killa」のティザー映像を見た第一印象。
なんか、タークスみたいだな。
ファイナルファンタジー7(FF7)に登場する神羅カンパニー総務部調査課、通称タークスは、揃いの黒スーツに身を包んで、諜報、誘拐、暗殺などの汚れ仕事を生業とし、しばしばヘリで登場する激強な人たちです。まあスーツとヘリコプターの音とタークスのテーマにほんの少し雰囲気が似てたってただそれだけなんですけれども。でさ、いざ蓋を開けてみたらアメリカ映画のオマージュ盛りだくさんじゃん。もうこれはフィーチャーするしかないでしょ。
オマージュ作品(とりあえず確実なもの)
ジュホン→『ダークナイト』(2008)
ミニョク→『アメリカン・サイコ』(2000)
ヒョンウォン→『ファイト・クラブ』(1999)
キヒョン→『羊たちの沈黙』(1990)
この4人に関してはすぐわかったし絶対に間違いない。このブログでも取り上げてる作品だもん。見逃すはずないっすよ。ではまずジュホン。


この黄色いスクールバスで秒でわかった。黄色のスクールバス、今まで何度見たことか。テレビ番組とかで『ダークナイト』が取り上げられてる時に使われるのって大抵このバスが写り込んでるシーンだし、バスがほぼ主役級の『ダークナイト』の冒頭の映像って、『バットマン ビギンズ』(2005)におまけ映像でついてくるのよね。だから私は『バットマン ビギンズ』も『ダークナイト』も全編通しては2回くらいしか観てないけど、『ダークナイト』の冒頭に関してだけ言えば単純計算で2倍見てるのよね。
次にミニョク。


スーツにレインコートで一面ビニール張りの部屋に佇むなんて『アメリカン・サイコ』しかありえない。他にそんなトンチキな組み合わせはお目にかかったことがない。石膏像に赤ペンキ(血)なんてところまでやらなくても充分です。もしサービス精神を発揮してくださるのなら、かの有名な名刺マウンティングという迷シーンを入れてくれてもよかったんですけれども。
続きましてヒョンウォン。


赤い革ジャンと言ったら『ファイト・クラブ』のブラピ一択じゃん。しかもよく見たらシャツも似たようなやつ着てる。笑えるのは、ブラピが演じたタイラーはムキムキのマッチョだったけど、ヒョンウォンは他のメンバーが露出度高めの衣装着てても1人だけ肌見せゼロで「見せられない体なので」と自虐するほどガリガリなことよな。ちなみにBlock Bのピオがこのブラピに憧れて買ってはみたものの一度も着れずにいた赤ライダースをマブダチのWINNERのミノが着たらすごく似合ってしまって悲しそうな顔してたのを思い出しました。
そしてキヒョン。


このケージは『羊たちの沈黙』の名物ですもの。体育館並みにどデカイ部屋の中にさらにケージがあるっていうあの謎の空間。キヒョンは物静かで一見無害そうなのに実は連続殺人鬼だったみたいな感じはあんまりないから、レクター博士のオマージュにしてはちょっと弱いな。物静かに見えて実は大阪の世話焼きおばちゃんだもん。
さて、問題はショヌとチャンギュンなのよ。この2人はマジでわからない。
チャンギュンは曲始まりのセリフから『ヘイトフル・エイト』(2015)説、車を運転してるシーンが主なことから『ドライヴ』(2011)説などが一応有力なようです。私は『ヘイトフル・エイト』は観てないからよくわからんけど、前述の4つの作品傾向からしてタランティーノはない気がするんですよね。シリアス作品揃えてるのにいきなりタランティーノ来るかな? 『ドライヴ』に関してもやっぱり前述の4作品でオマージュされてるキャラクターがそれぞれサイコキラーだったり、二重人格っぽかったりすることを考えるとちょっとそぐわない。私としましては『インディアン・ランナー』(1991)だったらめちゃめちゃテンション上がるのになって思っている次第です。


主人公フランクの性格的にも、作品のジャンル的にも『インディアン・ランナー』は傾向が近い。またこれがチャンギュンっていうのがいろいろ勘ぐっちゃうな。彼、以前何かの折に「得意なことは孤独」って言ってたんですよ。そんなこと言われたらどうしたってフランクを重ねてしまう。でもMVの最後では車にジュホン乗せて一緒に逃げてるから、そういう点からすると『ドライヴ』の逃がし屋なのかなというのもわからなくはない。あとMVの中盤にカタカナのネオンが光ってる演出とかは『ブレードランナー』シリーズを彷彿とさせる感じもある。
最後にショヌさん。

巷では『ジョン・ウィック』シリーズか、なんて言われていますが、正直みんな一番お手上げでしょ。あまりにも手がかりがなさすぎる。スーツ着て白い空間に立ってるサイコキラー? 全然思いつかん。何かわかったら追記したいと思いますが、たぶん追記することはない(白旗)。
幼少期にボストンで育ったため英語ペラペラなチャンギュン。聞くところによると、やはり彼の英語はボストン訛りが強めだそうです。私の耳はその訛りとやらを聞き取れるほど有能ではないわけですが、曲始まりの「Got room for one more」は、どうしても「ガッルーム フォウォンモー」と言っているように聞こえます。「ワンモア(ワンモー)」ではなく、「ウォンモー」である。これは訛りなのか、単に本人の言い方の問題なのか。疑問で眠れない。
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